ホノルルに次ぐハワイ州第2の都市。日系人がつくった町で、日本名のビルや店もある。1910~20年代に建造された、カラフルな建物が続くダウンタウンは、どこか懐かしい雰囲気が漂う。
ニックナッカリー(The Knickknackery)
ほかでは見つからないハワイ雑貨のアンティーク
店内にあるのはすべてオーナーのコレクション。欲しいものを集めていたらアンティークショップができてしまったのだとか。ハワイ雑貨を中心に日系移民が持ち込んだという日本人形などコレクションは多彩。手頃な値段で買えるものも多いので、古きハワイをおみやげにしてみては。
珍しい博多人形のフラドール。1900年代前半のもので$950。
さまざまなアンティークがあり、見ていて飽きない店内。
ラニ・マッキンタイアの『アロハ・ハワイ』$35。
John Oyaが作ったティキパフューム$100。容器はコア製で1930年代のもの。
営業時間: 10時~17時 休日 日曜
ハワイアン・ウクレレ&ギター(Hawaiian Ukulele & Guitar)
ハワイ島随一の品揃え。初心者用から自社製品まで
ウクレレミュージシャンのオーナーの眼鏡にかなったウクレレとギターがずらり。初心者用なら$50程度のものから揃う。自分にぴったりのウクレレが欲しいなら相談してみよう。ネックの太さやフレットの幅などの違いを見極めて、ぴったりの一本を見つけてくれるはずだ。
ダウンタウンのヒストリカルなビルの1階。
簡単なコードの曲をレッスンしてくれる。
オーナーのアンクル・ウケと妻のパットさん。
ビッグアイランド・キャンディーズ(Big Island Candies)
本店にしかない限定アイテムはマストバイ
ショートブレッドクッキーで有名なビッグアイランド・キャンディーズの本店。ここでしか買えないクッキーやお菓子も多い。エントランスではクッキーの試食やコーヒーの試飲サービスもある。16時までならガラス向こうの工場で製造している工程を見ることもできる。
おつまみにチョコがけ?右のさきいか$9.50、左のピーナツ$7.50。
パームリーフペストリー。写真はフリカケ$6.75。
広々として高級感のある店内。
チョコレート花札カード各$6.25。
オリーブオイル使用のクッキー、ビエン・ヴィヴェンテ$13.50。「良い生活」という意味。
スイート・ケーン・カフェ(Sweet Cane Café)
ハワイ大学近くにあるロコに愛されるヘルシーカフェ
スムージーや野菜たっぷりのサンドイッチ、アサイーボウルなどヘルシーなメニューがいっぱい。できる限り地元産のオーガニックな食材を使うというファーム・トゥ・テーブルを提唱。ハワイ島産のソースなども販売する。大きな窓があるイートインスペースは開放的な雰囲気だ。
手前はアボカドやアルファルファ、自家製ピクルスが入ったピクルド・ペッパー$10。スムージーはマンゴー、ストロベリー、リリコイ、ライチが入ったマンゴー・ブリス$7.50~。ベースはサトウキビジュース。
ホームメイドのグラノーラ入りピタヤボウル(大)
2011年から営業
ジャッキー・レイズ・オハナグリル(Jackie Rey’s Ohana Grill)
元銀行のビルにあるお洒落なレストラン
カイルア・コナで人気の店が2016年にヒロにもオープン。カジュアルだが、料理の盛り付け、味など、すべてが洗練されている。店内は天井が高く、窓が大きいため開放感がある。というのも、元は銀行として使用してされていたから。近々、金庫室が改装され、ワインセラーになる予定。
フリーメイソンが所有しているビルの1階。
手前はシーフードトリオ$31。ムラサキ芋のマッシュが美味。ソースはエスニックな香り。奥はカウコーヒー・ラブド・NYストリップ$32。
週末のディナーは予約がベター。
ポンズ・ヒロ(Ponds Hilo)
ローカル色豊かな池の上のレストラン
ヒロ住民のスイミングスポットともなっている大きな池の上に張り出すようにレストランがある。料理はステーキにバーガーなど、ロコが大好きなものばかり。ボリュームも満点だ。地元誌でグルメ賞を受賞するなど、味も高レベル。夜にはライブもあり、ハワイ気分が盛り上がる。
窓際のテーブルは人気だ。量が少なめのシニア&キッズメニューもある。
昼と夜では違った美しさがあるレストランの周辺。
ボリュームたっぷりのキラウエア・リブアイ$44.95。
その日のスペシャル。取材日は、ロブスター・ラバーズ・サースデイ$47.95。
ロカヴォア・ストア(The Locavore Store)
地元を愛する食料品店90%以上ハワイ島メイドローカル
ロカヴォアとは地元産の食材を食べる人という造語。店名のとおり、ハワイ島産の野菜やフルーツ、ジャム、はちみつなどが並ぶ。ファーマーズマーケットから始め、店を構えたのが2013年のこと。オーナーが厳選した安心できる食品が買える、とヒロ住民の頼もしい存在となっている。
安心できる食材が揃うのでロコの信頼も厚い。
「ハワイ島のグルメみやげがいっぱいよ」
コーヒーでできたチョコみたいに食べるコーヒー$8。
スパイシー・ニンジャのホットソース各$8.49。
ハマクア・コーストにあるレオ・ナニ・ファームのホワイトティー$16.99。
キアヴェ・ハニー$16.49。
「149号掲載」