ビーチやプールでのんびりするのもいいけれど、ハワイの自然の豊かさを体感してみない?空へ、山へ、海へ!今、ハワイでやるべきアクティビティをご紹介します!
セスナ操縦体験 ワシン・エア(Washin Air)
ありきたりはいや!スリルと一緒に絶景満喫
ハワイの魅力と言えば、なんといっても大自然の美しさ。ビーチで泳ぎ、山でハイキングと楽しみ方はいろいろだ。そこで、さらに別次元へ上昇したい方におすすめのアクティビティが、セスナ操縦体験。オアフ島の上空を自分が操縦するセスナ機で周遊するのだ。ベテランの日本人教官が副操縦士として一緒に乗り、ひとつひとつ丁寧に指示を出してくれるので、未経験者でも問題なし。
実のところ子供でも体験可能だ。また、操縦中に、写真を撮りたい際も、副操縦士に伝えれば、代わりに操縦してくれるので、絶景写真のシャッターチャンスを逃すことはない。例えば、2人で参加する場合、別空港に立ち寄り、交代して操縦することもできるので最高の思い出を共有できる。
この日は双発機に乗って、ホノルル空港を離陸後、まずワイキキへ向かい東海岸沿いを飛びノースショアへ。その後オアフ島の中央を通って最後はパールハーバーの上空を飛び帰ってくる60分のスタンダードコースに挑戦。他にも、30分のショートコースもあり。まさか自分がセスナ機をしかもハワイで操縦できるなんて!と夢のような体験に大興奮。
ワシン・エアの代表取締役であり、ベテラン教官の小倉さん。1997年に創業以来5万7000回以上のフライト実績と無事故を誇る優良企業。操縦するのはセスナ機だけれども、大船に乗った気持ちで体験できる。スタッフが全員日本人なのも心強い。ワイキキからの無料送迎もあり。
事前にオフィスで、計器と操縦方法について簡単にビデオで学習するが、すべて覚えられなくても大丈夫。実際の操縦中は、隣で教官が、逐次指示を出してくれる。
教官の指示どおりに操縦桿を動かし、上空450メートルを目指す。緊張したが、「本当に自分がこのセスナ機を操縦しているのだろうか?」と思うほど、とてもスムーズに飛行できて感動。
6人乗りの双発機
緑豊かなカイルアタウンの上空。
ラニカイビーチと並んだカイルアビーチの眺めは、空から見ても天国の海。
海の中を歩ける不思議体験ができることで有名なサンドバーは、白い砂の浅瀬が広がっているのが確認できる。
チャイナマンズハットとクアロアランチを通過してノースショアへ。
帰路は、まずは広大なドールプランテーションの上空を飛び、その後町並みを眺めていく。
終了後は操縦証明証をもらえる。これはもし将来ライセンスを取得したい場合、正式に飛行時間として加算される。
ハナウマベイが眼下に現れた瞬間は、思わず歓声があがる。見慣れたビーチも上空から見るとまったく別世界だ。
住所: 112 Nakolo Pl.ダニエル・K・イノウエ国際空港内
料金: 体験ショートコース 単発機 操縦者 $209 同乗者$169 定員4名 双発機 操縦者 $339 同乗者 $189 定員6名(ワイキキ周辺ホテル送迎、燃料費、保険料、離着陸料込み)
URL: http://www.washin-air.com(予約・問合せ/ワシン・エア)
トレッキングへGO! アロハアイナエコツアーズ(Aloha Aina Eco-Tours)
ハワイの大自然と触れ合うエコツアー
数あるツアーの中で、今回参加したのはボタニカルネイチャーツアー。ワイキキを出発し、街中のリリウオカラニ植物園から一路オアフ島東海岸へ。途中、海岸沿いの公園や展望台に立ち寄り、ココクレーター植物園を巡る。単なる観光から一歩踏み込んだエコツアーでは、ハワイの豊かな文化を形成したインスピレーションの源でもある大自然を、とても身近に体感できるのが特徴。主宰者の小野カイルさんは、ハワイの自然を知り尽くした頼もしい案内人。地勢の歴史や動植物の生態、珍しい固有種と古代ハワイアンとの密接なつながりなど、わかりやすい解説を聞くことで、ハワイのことをより深く知り、旅が楽しくなることうけあいだ。
ポーヒナヒナはハワイやその他の太平洋地域で見られ、手で触れるとユーカリのようなミント香がする。ハワイアンが昔から薬用に用いたり、レイに編み込んだりしたそう。
公園の緑がより美しく、シャワーに濡れながらの見学もオツなもの。
カイヴィ海峡を望むオアフ島東海岸は、黒い溶岩流跡と白砂のコントラストが躍動的。
ハワイの悲恋物語を伝えるナウパカ・カハカイ。海岸沿いに多く見られ、花びらが半分の珍しい花。
マカプウ岬の展望台では雄大な景色はもちろん、海鳥の生態や地形についての興味深い説明も。観光スポットが今までと違って見える。
地面に落ちた花や葉もいろいろなことを教えてくれる。コアの木と同様、ハワイアンが大切にしてきたコウには、こんなに美しい花が咲き、王族の胸元を飾るレイになった。
日本領事館もあるヌウアヌに自然のまま残る小川に沿って造られたリリウオカラニ植物園。
ツアーのハイライト、ココクレーター植物園には日本のテレビCMにも登場した巨大サボテンをはじめ、乾燥地域の植物がたくさん。クレーターの内側という地形を生かし、ゆっくりと散策しながら植物を観賞できるようになっている。
色とりどりのブーゲンビリアが咲き誇る前で記念撮影。園内にはフォトジェニックな場所が多く、ついつい時間を忘れてしまう。
色や形、大きさもさまざまなプルメリアを見られるのがこの植物園の魅力。なかには大木にならず、かわいらしい小さな花をつける矮小種も。
街中では見かけることのない、さや状の種をつけた木を発見。なかなかできない経験だ。
満開のプルメリアから立ち昇る芳香にうっとり。花によって、はちみつのような甘い香りがするもの、紅茶の香り、桃のようなフルーツの香りなど、さまざまな芳香を楽しめる。
おやつはリリハベーカリーの名物スイーツ、ココパフ。
ツアーを主宰するカイルさんのガイドでハワイを満喫
サーフレッスン
ハンズヒーデマン・サーフスクール(Hans Hedemann Surf School)
プロサーファーとして大会優勝経験のあるハワイ出身のハンズ氏が1997年に設立。ハワイでも優れたサーフスクールとして有名で、初心者から上級者までサーフィンやSUPのレッスンを行なっている。レッスンは、グループレッスンからマンツーマンのプライベート・レッスンまで、さまざま。サーフィン未経験者や、インストラクターの説明が理解できる5歳以上の子連れでも安心して参加できるのが、今回取材したプライベート・レッスンだ。ライフガードやCPR(蘇生法)のトレーニングを受けたインストラクターが、個々のスキルに合わせて親切かつ丁寧にレッスンを行なう。テイクオフのタイミングに板を押してくれるので、誰でも必ず波をとらえて立つことができる!
ひとりで不安なキッズは、インストラクターとのふたり乗りタンデム・サーフでレッスンができる。
レッスンは、まずクイーンカピオラニホテル内のショップへ集合。
浮力のあるボードで初心者でも乗りやすい
集合場所のショップにてラッシュガードとシューズを着用し、レッスン前の説明を受ける。
キッズふたり同時に波をキャッチ!インストラクターは英語スピーカーだけど動きをつけて教えてくれるので問題なし。
レッスンは、ショップから徒歩3分程度のクイーンズ・ビーチで行なう。まずはビーチでサーフィンのシミュレーション・レッスンからスタート。
浅瀬の海でレッスン開始。子どもが参加できるプライベート・レッスンはひとりずつインストラクターがつくので安心だ。
サーフボードの上でパドリングの練習。
友達同士での参加ならグループレッスンでも十分。
レッスンの前にはストレッチで体を慣らして。
ビーチでの練習を終えたらいよいよ海へ。生徒のレベルに合わせ、初心者なら穏やかな波のポイントでレッスンしてくれる。パドリング、ゲットアウト、テイクオフもすべてインストラクターがサポート。2時間のレッスン中に必ず波に乗れる。
ハンズのオリジナル・サーフブランド「Kaimana Beach Surf Shop」のロゴをあしらったTシャツワンピ$29.95。
ロゴトート$24.95。
ロゴキャップ$15。
人気のスタンダップパドルもプライベートやグループレッスンがある。海面をスイスイとパドルで移動したり、スキルがあれば波に乗ることも可能。
5~13歳の子どもは安全面への配慮からプライベート・レッスンのみ参加可能!特別なハワイの思い出づくりに。
住所: 150 Kapahulu Ave.クイーン カピオラニ ホテル1階
ハワイアンキルトの魅力を知る。生活にキルトを取り入れてみる。
ハワイの自然をモチーフにしたキルトなら、自宅をハワイらしく演出するのにぴったり。まずはクッションカバーなど小物から取り入れてみるのがおすすめ。
ハワイアンキルト・コレクション(Hawaiian Quilt Collection)
伝統を大切にしながらアイデア光る新作も豊富
オーナーのマイケルさん自らデザインをするハワイで最も古いキルト専門店。ベッドカバーや壁掛けなど伝統的作品をもちろん揃えたうえで、カパエケと呼ばれるハワイアンキルトのバッグ、さらには眼鏡ケースや化粧ポーチなどオリジナルアクセサリーの新作を次々制作している。無料体験教室もあり。
アンスリウムのテーブルランナー$150。
ポケットティッシュカバー$19.85。
マイケルさんの最新デザインのクッションカバー。ハワイ諸島$85、ハイビスカス$70、火山$64.95、。
ティッシュ箱カバー$24.95。
体験教室参加者は、このハワイアンキルトキット$48.25を購入。
ハワイ州旗デザイン$49.95とウルがモチーフ$35のクラッチバッグ。
化粧ポーチ$25.95もさまざまなデザインあり。
すべての作品はコットン100%の生地で職人が精魂込めて縫っている。
ハワイアンキルトとは
1820年代、アメリカ人宣教師の妻たちがハワイの王族女性にパッチワークのキルトを教えたことが始まり。当時、ハワイにパッチワーク用の端切れがなく、大きな布をそのまま使うアップリケ方式がハワイアンキルトの主流となったのだ。

電話: 922・2462
住所: 2259 Kalakaua Ave ロイヤル ハワイアンラグジュアリー コレクション リゾート内
URL: https://hawaiian-quilts.com
チクチク集中する特別な時間をもつ
ハワイアンキルトに興味をもったなら、自分でも作ってみるのもいい。無心になって針を進めていく作業は、気分転換にもなってリフレッシュできる。まずは最初のひと針から!
アンのハワイアンキルトスタジオ(Anne's Hawaiian Quilt Studio)
ハワイアンキルトを習得し自分だけのオリジナルを作ろう
ハワイアンキルトに関する書籍を多数出版し、さまざまなプログラムで活躍するアン先生が日本語で教えるプライベートレッスン。初めて針を使う初心者も腕を磨きたい上級者も、それぞれのレベルに合わせてレッスンが受けられる。宿泊先のホテルやコンドミニアムで行なう出張レッスン(グループの場合最大10人)なので、移動の必要がなく時間を有効に使えるのもポイントだ。初心者には最短2時間ほどで完成するフレーム入りキルトがおすすめ。予約時に好きなデザインパターンと色をリクエストすると、しつけ済みのキットを用意してもらえるので、準備も不要なのがありがたい。ハワイで新しい楽しみを見つけたいという人はぜひ挑戦してみて。
フレーム入りキルト($25~)やクッション($35~)など、キットは予約時に注文を。
生地は100%コットン。デザインパターンや色はサイトで確認を。
1回のレッスン(2時間)で完成が目指せるフレーム入りキルト。
針や糸など必要な道具はすべてアン先生が用意してくれる。
「正しい基礎を身につければ、日本に帰ってから自分だけでも楽しめますよ」とアン先生。
PROFILE 藤原小百合アン
アメリカ・オハイオ州の高校に留学中にアメリカン・パッチワークを習得。その後ハワイに移住し、ハワイアンキルトを始める。NY同時多発テロの追悼キルト『千羽鶴フレンドシップキルト』を全国のキルターと完成させ、2009年9月に9.11メモリアルに寄贈。著書も多数。
料金: 1回(2時間)$45/1人(ベッドカバーは$50)
URL: http://www.anne-hawaiianquilt.com(Mail:info@anne-hawaiianquilt.com)
「151号掲載」