「カイムキの街をみんなで盛り上げていこう」、と始まったプログラムが熱い!新たなアートも誕生しているから、“映え”なタウンとしても注目!
「キープ・イット・カイムキ」って何だ!?
2017年11月から始まったコミュニティ運動で、30店舗ほどが加盟。毎週木曜に各店にロゴ入りトートバッグやTシャツを持参し買物に行くと、それぞれに特典が(一部店舗を除く)!11月のスモールビジネス・サタデイにも特別なセールを実施する。トートは、パブリック・ペット(→P71)、コーヒートーク、シュガーケーンほかで購入可。詳しくは、https://www.keepitkaimuki.comをチェック!
加盟店には、このステッカーが店外に貼られる。
ステッカーも購入可能。
2018~19年版のイエローのトートバッグ。裏に加盟する店舗のロゴが記載される。
カイムキがカカアコ化!?
「StreetARThawaii」の草の根運動として、2018年9月と19年2月の2回にわたり、地元アーティストや美術学校の高校・大学生たちがペイント「。大好きなカイムキの街が美しくなるよう、落書きや醜い灰色の信号機箱を芸術作品に変えたい」、そんな思いで主催者のジェニファー・ノエルさんが設立。現在、26の信号機箱と壁がアートで飾られている。アートはワイアラエ通り近辺に点在。
ゴードン・ノイスの作品は10thAve.のあたり。
ジェマ・ヘイゼンの描いた人魚。
セントルイスの高校生と美術教師の共作。
パトリック・チンの作品。
エマ王妃は、カヒ・チンの作品。
人気女性アーティスト、キム・シルバックの作品はカパフルAve.付近。
パブリック・ペット(ThePublicPet)
ムーブメントの発信基地はこの店!
ハワイに住む犬や猫たちのための、モダンなペット用品店として2016年2月にオープン。ペットを飼うカイムキ住民が、散歩ついでに訪れる人気店。地元作家や小さな企業によるアイテム、スタイリッシュなオリジナルの首輪、健康に配慮したオーガニックのフードなど、高品質なものが揃う。
小さなビジネスがお互いに協力し、支え合い、近隣の住民やペットたちもそれをサポートするユニークで魅力的な街、カイムキ。大規模な開発企業の支配下にない、古き良き近所付き合いが今でも息づく地域だ。2017年11月からこの町のいたるところで目にするようになった印象的なロゴを作り、地域のショップやレストランにこの運動への参加を働きかけた張本人が、ジョーダンさん。「ある日“Keep
ItKaimuki”というワードを思いついて、友人でアーティストのマシュー・タピアにロゴのデザインをお願いしたんだ。スモールビジネスやこの街の住人たちが協力して、ご近所同士がお互いに支え合うこの街のよさを形にしたくて。最初にTシャツを作ったら、わりと評判がよくてね。ファッションデザイナーのアリソン・イズやサマー・イシギに話したら、これをムーブメントにしよう!ということに。トートバッグを作って、ブラックフライデイの翌日のスモールビジネス・サタデイに、何か特別なことをしようということになったんだ。すべてがとても自然でオーガニックなプロセスだったよ」
現在では、30ほどのショップやレストランが加盟。多くの店舗で、毎週木曜に、ロゴ・トートを持参するかTシャツの着用で特別なサービスが受けられる。毎年11月のスモールビジネス・サタデイに、ロゴの色を更新。初年度は青、現在は黄色のロゴが使用されている。2019年の11月以降は、コーラルに替わる予定だ。
小さな個人商店が並び、心地よい近所付き合いが続くワイアラエAve.。
愛犬のローラも、ショップでゲストをお出迎え。
ジョーダン・リーさん。手前のカイムキロゴのピンは$10。
お洒落なロゴは、インテリアにも映える。
Tシャツ$30、ステッカー大$7、小$4。
ブレッドショップ(Breadshop)
毎日食べたい愛されベーカリー
シカゴのレストランや、カイムキのタウンでシェフの経歴を積んだクリスさんが、2016年に開業。徐々にうわさが広まり、現在はロコが列をつくるほどの評判店に。天然酵母で作るサワードウやシンプルなバゲットは、格別のおいしさ。食事パンのほか、3~6種のデニッシュが日替わりで登場する。
オーナーのクリストファー・サイさん(右から3人目)。6人のスタッフが彼を支える。
「良質で本当においしいパンを近所の人に届けたい」という純粋な職人魂がコミュニティに支持される。毎週木曜はカイムキ・トート持参で$1オフに。
焼きたてのスラブ。パンのいい香りは店の外まで広がる。
プチトマトを贅沢に使った、トマトデニッシュ$4.50。
香ばしい食感は、本場パリに引けを取らない。クロワッサン$3.50。
シードがたっぷり入ったホワイトサワードウのシティ$9.50。
カルダモン、オレンジを練り込んだ、モーニングバン$3.50。
ブラウンサワードウのカントリー$8.50。
毎日でも食べたい、フレンチバゲット$4.50。
ビターなダークチョコ入りの、チョコクロワッサン$4.50。
食事パンのスラブ$8.50は、サンドイッチやオープンサンドに。
カイムキ・スーパレット(Kaimuki Superette)
地産地消、カイムキに根付いたデリカフェ
カイムキを代表する人気店、タウンのはす向かいにある姉妹店。こちらは、朝食とランチだけ営業のカフェ。地元産でオーガニックの野菜や果物を贅沢に使った日替わりのデリやサンドイッチを提供している。毎週木曜は、カイムキ・トート持参で、グリルド・レモン・レモネードが無料に!
手前から、一番人気のダウンタウン・アヒ・クラブハウス$15、アンティパスト5種が選べるサンプラー$13、レモネード$3。
老若男女を問わず、カイムキ住民が食事や会話を楽しむ。
アンティパストは、日替わりで7~8種。
アーティスティックな壁画が目印。
ジューシー・ブリュー(Juicy Brew)
背伸びしない等身大ビーガンカフェ
開業医のギャリーさんがオーナーを務める、オーガニック&ビーガンカフェ。小さなローカルファームをサポートし、彼らから届く野菜をメニューに使用。ビーガンとはいえ、ボリュームもあってしっかり味の濃いメニューで、食の嗜好に関係なく食事をしに訪れるローカルも多い。
4種のサンドイッチやベーグルは、$8.50~。
スタッフのドミニクさん(右)とRJさん。
ビーガン・ロコモコ$14は、週末ブランチ限定メニュー。
ブレックファスト・サンドイッチ$9と注目健康食品のウコン入りゴールデンミルクラテ$5.50。
アヴァ+オレナ(Awa+Olena)
アクセサリー×健康食品のお店
オリジナルブランド「a.wattz」のデザイナーでカイムキ住人でもある、アマンダさんの店。元々専攻していた栄養学と前職のマッサージセラピスト、そしてアクセサリー作家として活動する彼女の関心が詰まったアイテムをセレクト。木曜は、カイムキ・トート持参で会計が20%オフになる。
店内の工房でアマンダさんが手作りするa.wattzのアクセサリー。右からブレスレット$28、イヤリング$48、ネックレス$52。
a.wattzのビーズフープピアス各$38。
オーナーのアマンダ・ワトキンスさん。
ハワイ産の植物由来のハーブエッセンス。リラックスや抗酸化作用、免疫力アップなどにいい。
「150号掲載」